朝顔日記

頂上へ

2003-06-17

朝日岳の山開きは今月の末の28日に予定されています。その際、天候がよければ29日の未明に朝日小屋を出発して約1時間の登山の後、山頂で御来光を拝むことになっています。ということは、真っ暗闇の中を登るわけですね。しかも、その頃はまだ雪がたくさん残っているために登山道が露出しておらず、ルートを探しながらの登山となります。

私はお客さんを連れて登る立場なんですが、何が心配と言ってルートがスムーズに見つけられるかどうかが心配なわけです。またお客さんを滑落させたりしてもいけません。そこで危険箇所をチェックしたり、ルートを確認したりしておきたかったので、15日の午後に頂上まで行ってみることにしました。

実は今回秘密兵器を用意しました。GPS です。私が使っているのは GarmineTrex Ventureという機種です。これは優れもので、一度通ったルートを自動的にルートとして覚えていてくれます。今回これを持参して頂上まで行けば、次回は GPS を頼りに歩くことが出来るというわけです。

ということで、山頂へ行くことにしたのはいいのですが、あいにく山はガスっておりすでにルートがわからない状態でした。時折ガスが動いて視界が効いたりもするようなのでとにかく出発。単独です。

ガスで視界がないの様子をあらわす写真

小屋からしばらくは下りでその後、登りになるのが頂上へのルートなのですが、下った所ですでにあたりは真っ白。どっちへ行ったらいいのかわからないくらいの状態です。間違ったルートを GPS に覚えさせては意味がないのであきらめて戻ろうかとも思いましたが、しばらく困っていたらなんとなく先が見えたので行ってみることにしました。後で帰られるのかな、と心配になりましたが、考えてみたら GPS を持っているのでそれを頼りに戻ることが出来ると気が付きました。:p)

頂上へのルートの途中から朝日小屋を望むの図

何度も雪の上のルートを歩いているのでおおむね方角とかは頭に入っています。しかし、毎年雪の付き方というか、残り方が違うので油断はできません。雪の量は昨年よりは多いみたいです。途中ひと登りしたあたりで、さーとガスが晴れしばらくの間視界がよくなりました。朝日小屋が見えています。先のルートも確認できます。しかしそれも束の間、じきにまたガスに包まれてしまいました。

もうすぐ山頂というあたりまで来た時に、あたりからガマガエルでも鳴くような声が聞こえてきました。雷鳥です。雷鳥はその可憐な姿から想像できないような不細工な鳴き声で鳴きます。「グェ」みたいな…。姿は見えないのですが、糞の跡があったので一応撮影しときました。

雷鳥の糞の画像

ひょっこりと山頂のある平らに登ると、そこには雪がなく、すでにお花も咲いていました。山頂付近は風が強いので、雪がつかないのだと思います。とりあえず山頂に着いたらビールということでひとりビールを飲みます。しかし、結構風があって寒かったです。それにお花が咲いているといってもあたりはガスっており景色自体が寒々として見えます。寂しい心持ちにいたたまれず、お花の写真などを撮って早々に山頂を辞します。

朝日岳山頂付近の様子

帰りもあまり視界はありませんでしたが、思ったよりスムーズに歩け、GPS のお世話になることもなく、帰ってくることができました。

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