朝顔日記

5月2日の山スキー

2004-05-05

少し間があいてしまいましたが、5月2日に行った山スキーのことを少し書き残しておきます。

行ったのは、劒岳登山の登山口で有名な 馬場島 ( ばんばじま ) の少し下のほうで早月川に合流している小又川の支流コット谷というところです。今回は、のんびり一人でキャンプしたり、釣りもしたいということで、単独です。

朝、6時に家を出て10分ほど走ったところで家から電話があり、ザックが忘れてあるという。慌てて取りに戻ったりして20分のロスタイム。:p) 小又川の出合いに車を停めて出発したのが、8時でした。川から100mほど高い位置に林道があり、それを使ってコット谷の出合いを目指します。もう少し早い時期だと、雪で埋まった小又川を直接上がることが出来るのですが、この時期ではすでにもうまったく雪がありませんでした。雪がないと川を渡るのに渡渉しないといけません。

小又川の最初の堰堤の辺りで、上の林道からまっすぐ降りてきている雪渓を直登して林道に這い上がります。林道に這い上がる最後のところは雪が切れてガレておりスキー靴ではかなり歩きにくかったです。ここで朝食のオニギリをほおばり、林道を進みます。しかし、この林道かなりこわいのです。雪で道が斜めになっています。幸い、今回は道の縁の雪が融けていたので安全に歩くことが出来ましたが、まったく道が露出していないと滑落しないように気をつけないといけません。もし滑って落ちたりすると、100mほど下の河原までまっ逆様ですから。

コット谷へ向かう林道の画像

9時くらいに、コット谷の出合いに到着。ここからは谷が雪で埋まっているので、スキーで登行します。天気はいいし、まことにのどかです。コット谷の下部は傾斜もあまりないので、ジグザグ登行することもなく、ただただ気の向くところを気ままに登っていけます。振り返ると、早月川の向こうに、コット谷と同じような雰囲気で、ブナクラ谷が見え、ブナクラ峠の左には毛勝山三山が、右には赤谷山が見えます。

劒岳ホップ稜線の山々の画像

コット谷は傾斜がゆるい谷ですが、それでも最後のコルへの詰めはそれなりに急です。始めは、傾斜が出てくる前にスキーを担いでしまおうと思っていたのですが、歩いているうちに面倒になってきて結局ジグザグを切りつつ、最後までシール登行しました。

コット谷のコルの画像

コルに到着したのが、11時30分。かなりのんびり登ってきました。コルからは劒岳の雄姿も見えます。早速劒岳を眺めながら、昼食タイムです。しかし、ここで忘れ物に気が付きました。ビールがない! ないものはしょうがないので下山後のお楽しみにして、ラーメンを作って食べました。

劒岳の画像

コルでは、偶然登ってきた知り合いのおばさんに会いました。今期から山スキーを始めた人なんですが、完全にはまっているようです。:-) コルから右の大熊山まで行くとのこと。左すれば早乙女岳、大日岳へも行けます。が、今回私はコルまでで満足です。好天で雪がかなり腐ってきているので、下山時間が遅くなるのも気になります。腐りきらないうちに快適に滑走したいですから。ということで、スキーのシールをはがし、滑走開始。

コルから谷を見下ろした画像。

が、ときすでに遅く、雪はかなり腐っており、スキーが滑りません。標高があまり高くないので、まぁ仕方ないんですが。それでも、そこそこには楽しめました。途中何度も立ち止まり、ゆっくり下ったにもかかわらず、コット谷の出合まで、20分もかからないくらいでした。やはりスキーは早いです。

その後、また例の林道をスキーを担いで戻ります。一番怖かったのは、朝イチで登った雪渓に林道から降りるときです。ガレた急斜面をプラスティックのスキー靴で下るのはマジで怖かったですねぇ。

車に戻って、ぬるいビールで喉を潤し、昼寝タイム。夕方から付近の川で岩魚釣りです。ちなみに、晩飯のおかずに、岩魚はありませんでした。:p)

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この記事へのツッコミ

1: koromama (2004-05-06T01:18:42+09:00)
雪が腐るのですか?
2: のり (2004-05-06T19:00:44+09:00)
はい、腐るんです。というか、融けて水ぽく重くなった状態をスキーヤーはそう表現するようです。
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