朝顔日記

ジオラインはなぜ暖かいか

2003-01-08

いや、ジオライン(何)に限った話しではないのですが。つか、別窓やめれ>モンベル

ここ数年の新素材下着は本当にあったかい。その秘密はおおむね空気を断熱材に使っていることだと思う。動かない空気=デッドエアを大量に含むように設計されていることが多いように思うんですが、暖まった空気が動かなければ暖かいという理屈です。

ですから、新素材もんはたいてい極端に細い糸を使っている。いわゆるマイクロファイバーとかいわれるやつです。フリースなんかもそうですね。ああいう細い糸で体積をかせぐような構造になっているので大量のデッドエアを含むことができるというわけです。

で、最近の新素材は、ポリエステルであることが多い。ポリエステルは吸水率が0なので、繊維が水分=汗を保持しない。ただ、繊維間に溜めるだけだ。したがって、繊維間の水分を取り除いてやればすぐに乾くという特徴がある。レイヤード(重ね着)をうまく工夫すると、水分を次々と肌から遠い外側の層に移して快適に行動することができます。

逆に綿などは吸水率が高いので汗をよく吸ってくれるが、いったん濡れてしまうと乾きにくいし、乾く時の気化熱で体温を奪ってしまう。大量に汗をかき、ちょっと停まると急激に寒くなる冬山登山などに綿の下着を着用することはある意味自殺行為といえるだろう。

綿はあまり大量に汗をかく状況でなく、うっすら汗ばむ程度で、飽和状態にならないようにして使っている限りは、蒸れ感もなくもっとも快適です。

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