朝顔日記

クロカン教室

2003-01-12

クロカンスキーってご存じでしょうか? クロスカントリースキーのことで、日本では「歩くスキー」と呼ばれることもあります。競技としてのクロカンスキーだと涎やら涙を垂らし、それが白く凍り付きながらも拭いもせずにひたすらゼーハーゼーハー走り続ける苦行か修行のようなイメージがありますが(私だけかも)、のんびりハイキング気分で雪上の散歩を楽しむ下駄代わりの道具としてとらえると、これは楽しいものです。

軽い道具を使うので、馴れるとスキーを履いていないのとたいして重さはかわらないというか、重さを感じません。スキーを履くことで、足が雪に沈むこともありません。また、踵を固定しないので、歩きやすいのです。平坦な地形が多いらしい北欧を中心に発達してきました。ですからノルディックスキーと呼ばれることもあります。

みなさん(誰)がよくご存じのスキー(何)は、急斜面の多いアルプス地方を中心に発達してきたので、ノルディックにたいしてアルペンスキーと呼ばれます。急傾斜地や困難な地形を走破するためにハードなブーツと踵を固定するビィンディング(締具)が開発され、そういうシチュエーションでは最高のパフォーマンスをもたらしてくれるのですが、それゆえに歩きにくいものになっているともいえます。

なんていう能書きをだらだら書こうかと思いましたが、段々面倒になってきました。:p)

要するに、クロカンスキーは簡単で、のんびり雪の上を散歩すると楽しいということが書きたいのであります。

んで、どういう人材不足か知りませんが、なぜか私のところへクロカン教室の講師をしてくれという依頼が来て、今日行ってきました。国立立山少年自然の家というところで行われました。なんか雪上キャンプとかいろいろやる企画があったらしくその企画のプログラムの一部としてクロカン体験教室もあったようです。

参加者は小学生とその父兄で、30 人くらいの受講者がいました。雪上キャンプの講師には、日頃お世話になっている富山県警山岳警備隊の Y 隊員と K 隊員が来ておられ、久しぶりにあえてうれしかったです。

クロカンスキーをするのはほとんどの人が初めてだったので、スキーの履き方から始めたにも関らず、2時間程度の講習でちょっとした斜面も歓声を上げて滑れるようになって頂きました。スキーは、スピードと旋回の技術を追求するものという呪縛から離れると、かくも容易で楽しいものとなります。

写真を撮ろうと思って、デジカメを持参しましたが、撮るのを忘れたので写真はありません。:p)

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