ツクシとスギナ
2003-04-25
ツクシとスギナが同じ植物であるのは承知していたが、ツクシが大きくなるとスギナになるのか、はたまた別にスギナが生えてくるのか知らなかった。つか、私の中では長らく謎だった。ツクシとスギナがいっしょに生えているのは、よく見るが、スギナになりかけのツクシは見たことがないので、多分別に生えてくるんだろうと思ってはいたものの、たまに妙に緑っぽいツクシを見ると、もしかするとこのままスギナになってしまうんだろうかと思ったり。
で、ついに今日調べました。ツクシはその辺によくあるただの野草だと思っていたんですが、実は結構変わった植物だったんですね。まず、ツクシはシダ類なので、種子ではなく胞子で繁殖します。ツクシの頭の筆のような部分が胞子のうです。成熟したツクシの茎を指で弾いてやると緑色の煙のようなものが出ますが、あれが胞子です。
で、ハカマと呼ばれる部分ですが、あれは葉っぱだそうです。細かいギザギザがいっぱいあるのですが、あのギザギザひとつひとつが1枚の葉っぱなんだって。でも、ツクシは緑色していなくてほとんど光合成できないそうです。スギナにもハカマがありますが、やはり同様だそうです。で、スギナの葉には気孔という呼吸のための穴がなくて、気孔は茎にあるので、葉っぱではなく茎で光合成するそうです。
つことで、ツクシはスギナと同じ植物ではあるけれど、ツクシがスギナになるわけではないという永年の疑問がとけた今日でした。:p)
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