吊り上げ
2003-05-19
昨日、朝日岳方面遭難対策協議会の救助訓練に行ってきた。訓練は土日の2日間あったのだが、残念ながら日曜日のみの参加になってしまった。
日曜日の訓練内容は、岩場などで負傷した遭難者をいかにして吊り上げて救助するかという内容でした。救助者が大勢いる時はいわゆるゴボウで引きずり上げてもそう問題はないわけですが、小人数で引き上げるとなるとこれは容易ではないです。人間一人の重さを60kgとしても、この重さを引きずり上げるというのは並み大抵の怪力ではできません。
そこで登場するのが、動滑車を使った方法です。動滑車を使えば、引っ張る距離は2倍になりますが、引き上げる力は半分で済みます。それでも足りなければ、さらにたくさんの動滑車を使えばいいわけです。
クライミング用の滑車も市販されているのですが、通常そういうものを常時携帯しているわけではないので、代わりに通常持っていそうなものを使って組んでみたのが、写真のようなシステムです。
写真ではわかりにくいですが、このシステムだと救助者が疲れて手を離しても遭難者が墜落することはありません。
それにしても、動滑車を使うとどうして半分の力で済むのか、私にはわかりません。:p)
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