普通のサイト
2003-09-06
ちょっと前の記事になるが、我らが神崎正英さんと、ソシオメディアの植木真さんの対談というのを読んだ。
感想を書こうと思いましたが、なかなかうまくまとまらないのでいちばん気に入ったところだけ覚書しておきます。途中出てくる岩下さんというのは司会の人。
- 神崎
- 普通の個人が普通に作ったサイトが誰にでも利用できることが重要だと思います。企業の発信する公式情報はインターネットじゃなくても入手できます。ところが個人が発信する草の根的な情報の中にほかからは得られない貴重なものがあるわけです。それが誰でも利用できるところがインターネットの本来的な存在意義だと思うんです。それが誰でも利用できるところがインターネットの本来的な存在意義だと思うんです。だからテクニックよりも、アクセシビリティの意味を理解することが必要なわけです。
- 岩下
- ユニバーサルであるということが前提だと?
- 神崎
- はい。本来ユニバーサルなメディアであるはずのウェブが特定の人にしか利用できないというのは悲しいですし、間違っていると思います。特定の人にしか見てほしくないと思っている人はいいんです(笑)。漫画を作っている人がいちいちテキストを付ける必要はないと思います。ただみんなに読んでほしいと思ってホームページを作ったのに、ALTテキストのことを知らなかったために、画像の見えない人に情報を伝えられなかったというのは不幸だと思います。理想は、普通の人が普通に作ったらアクセシブルになって、特殊なことをするとアクセシブルでなくなるということだと思います(笑)。
ネットに何かを出すということは、ある意味自己表現の一種なわけで、自分の伝えたいものがあってそれを余すことなく表現する際に、仕様(?)上の不備のためにうまく伝わらなかったらやっぱりそれは不幸です。伝え方を見せたいわけじゃなくて、伝えたいものを伝えたいわけですから。
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この記事へのツッコミ
- 1: Jason (2006-07-24T05:35:05+09:00)
- Thank you!
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