抱卵糞
2004-06-11
日、月と山へ行っていたんですが、あれこれ書く気力がないので雷鳥の抱卵糞のことだけ書いておきます。
雷鳥は、今ごろの時期に毎日ひとつずつ卵を産んで、雌が卵を抱えて暖めているそうです。で、雄が外敵から雌や卵がやられないように、あたりを見張っていると某ナチュラリストの渋谷さんに教えていただきました。そのとき雌は卵を抱えるにに一生懸命で、あまり糞にもいけないそうです。たっぷり貯めてからたまに一気に放出(?)そうです。そのときの糞は普通の糞とは異なり、量も形も違います。抱卵糞というそうです。以下は、雷鳥の雌の抱卵糞の写真です。
ついでに、以前の日記(03年06月17日)に掲載した通常の糞の画像も掲載しておきます。
画像の比率が違うのがアレですが、いっしょに写っているピッケルの大きさと比べていただければ抱卵糞のほうが、かなり大きな塊であることがわかっていただけると思います。
なんでも、この抱卵糞のある場所などからその雷鳥の番いの生息エリアなどを調べたりするなど、雷鳥調査に携わる人にとっては、かなり重要な目印らしいです。
それにしても、子育てのために便秘になる雷鳥はいじらしい気がします。ま、人間の場合だって大変なんですけどね。
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