ナメコ
2002-11-24
朝、かみさんに起こされる。毎日毎日、PC の前に坐りしょぼくれた顔をしていてもイカンし、天気がいいんだからどっかへ行ってきてもよい、とのお言葉。ありがたや。
スキーにでも行くかとも思ったが、起きた時間が遅すぎるので、いまだあきらめきれないナメコ採りに行くことにした。数日前かみさんが行って敗退して来たあたりは、まだ雪に埋もれていないとの情報を得ていたので、そちら方面で考える。ある程度のブナ林がないとイカンのだが、考えてみたらそれらしきところがありました。
- うちの別サイトのコンテンツ「海谷の鍋」(ちと内容が古め)
登山口まで車で1時間ほど走り、装備を整えいざ出発。今回はやる気というか採る気満々なので、たくさん入るように結構大きめのザックを用意しました。捕らぬ狸の皮算用なのです。雪もある程度あると考えてピッケルまで持参。なかなか重装備です。
登山口に入ると
山菜採りの遭難事故多発 危険 奥まで入るな!
捜索費用は依頼者負担となります
なんてことが書かれています。そうなんです。捜索は非常に金がかかるんです。こういう書き方はどうかと思いますが、確かに効果的かもしれんなぁと納得しつつ先へ進みます。
しばらく行くとまぁまぁのブナ林です。道をそれて急な斜面に踏み込みます。倒木を探すのです。ナメコは倒木になるのです。植物ではなくて菌なので「なる」という表現はおかしいかな。言い直しましょう。ナメコは倒木に発生するのです。
あたりはほとんど雪はありませんが、急斜面なのと濡れ落ち葉が敷き詰められているので、大変よく滑ります。ピッケルを杖代わりに枝にぶら下がりつつ下ってゆきます。ピッケルは本当はこんな使い方をするものではないのですが、この際そんなことは言ってられないのです。
しかし、ろくな倒木がありません。倒木が無ければナメコもありません。ある程度下ったあたりで、今度は横方向に移動して探します。で、ついに
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
皆さんが見慣れているナメコと違い、傘が開いているのでナメコには見えないかもしれませんが、これがナメコです。スーパーの袋、3分の1位にはなったでしょうか。次の倒木を探します。が、結局もう見つけることは出来ませんでした。20kg くらい採るつもりだったので、貧果ではありますが仕方ありません。もう少し大きいブナ林だと良かったんですが。まぁ、来年に期待しましょう。
「ナメコ」へコメントをつける
- この記事の永続的 URI ならびに トラックバック ping URI
- http://diary.noasobi.net/2002/11/diary_021124a.html