朝顔日記

覚え書き(3)

2002-12-04

謎の覚え書き、「ファイルを開こう!またはファイラー編」です。(謎)

普通の win なアプリケーションでは、ファイルを開くには、「ファイル」→「開く」とかやって、ファイル選択ダイアログを出してファイルを開くわけですが、目指すファイルの階層が深い場合は、結構面倒くさいですね。また、ファイルのコピーやリネームをするのに Explorer などを使うのもまた面倒くさい、と私は思います。xyzzy には、ファイラーが装備されているので、これらのことや、ファイルの圧縮、解凍などもすべて xyzzy から行うことができます。

xyzzy のファイラーには2種類あって1画面ファイラーと2画面ファイラーがあります。1画面ファイラーは、C-x C-fすると、画面の一番下のほうに何か字が出て来ますが、かまわずEnterすると現れます。矢印キーを適当に操作してファイルを選んでEnterするとそのファイルが開かれます。ファイルを開くにはこれを使うとよいです。ファイラー上では、インクリメンタルサーチが効くので、文字を打つと該当するファイルへ飛んでくれるのでこれもまた便利です。あ、これはExplorerでもそうですね。この場合大文字のファイルだからといってシフトキーをいっしょに押す必要はありません。つか、押してはいけません。違う機能が働きます。

C-x C-fして、ファイラーを出す前に下に書いてある文字をごにょごにょするとファイラーを出さずに直接ファイルを開くこともできます。また、ヒストリーや補完も使えるので、[↑]とか押すと以前開いたことのあるファイルであれば出てくるので便利です。補完は[tab]でできます。数文字打ってから押すといいかも。目的のファイルになったら[enter]で、そのファイルが開きます。

2画面ファイラーは、ファイルを開くのにも使えますが、ファイルを操作する時に便利です。C-c C-fでいきなり立ち上がります。たとえばファイルのコピーをする場合は、まず片方の画面をコピー元のディレクトリに、片方をコピー先のディレクトリにそれぞれ移動しておきます。次にコピーしたいファイルをスペースキーでマークしておいて、シフトキーを押しながらcを押します。これでコピー完了です。便利ですね。リネームでもなんでもできます。Explorer 要りませんね。マウスも要らないかも。それようのアーカイバを持ってくれば、圧縮ファイルの解凍も自由自在です。

注意点も少々。xyzzy のファイラーを使ってファイルを削除するとごみ箱を経由せずに直接削除してしまうので、それはコワイということであれば、siteinit.lに


; いらないファイルはごみ箱へ
(setq *filer-use-recycle-bin* t)

と書いておくといいでしょう。またすべての種類のファイルを表示させるためには、


; ファイラで全ファイル表示をデフォルトに
(setq *filer-primary-file-mask* '("*"))
(setq *filer-secondary-file-mask* '("*"))

と書いておくとそうなります。なんでこんなのがあるかというと、ファイラー上で . を押してみればわかるかも。必要な種類のファイルだけを表示する機能があるのです。ファイル数が多いディレクトリで目的のファイルを探したり、特定の処理をしたい場合に便利です。

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