朝顔日記

白馬乗鞍岳

2003-03-23

成城小屋手前の様子

白馬乗鞍岳という山へスキーに行ってきた。実は昨日、今日と山スキー仲間が火打山〜焼山北面台地というビッグツアーに行っており私もそれに参加したかったのだが、叶わなかったので今日日帰りで可能なお手軽コースへ行ってきたというわけです。

白馬乗鞍岳というのは、有名な栂池スキー場の上部にある山で、高さは2469mと結構ありますが、栂池スキー場のゴンドラを使って1570m位まで上がれるので、結構楽に上がることが出来ます。難点は栂池スキー場でへリスキーもやっているので、始終頭の上をうるさいヘリが飛び回っていることと、天狗原というところより下は大勢の人が滑るのでほぼゲレンデ状態になっているとことでしょう。

さて、朝7時に相棒のヒロシ(誰)に自宅まで迎えに来てもらい出発。この時点では、他の山で行ってみたいところがあったので、まだ行き先を白馬乗鞍岳に決めていたわけではなかった。しかし、途中でシール(朝顔日記2003年1月19日シールを参照)を忘れたことに気がついて、結局白馬乗鞍岳にしか行けなくなる。シールが無いとよほど雪が締まっていないと歩けないのだ。その点、白馬乗鞍岳はたくさんの人が上がるので、間違いなくしっかりしたトレースがついているはずだ。だったらツボ足でも歩ける。という他力本願モード全開で山行は始まった。:p)

手元に頂き物の栂池のリフト無料引換券があったので、リフト代はかからない。ヒロシはなんと栂池のシーズン券を購入済みだ。ゴンドラ中間駅付近の無料駐車場に車を停めて、ゴンドラに乗り込む。この間、Another 朝顔日記を携帯電話から更新するべく、しこしことメールを打つ。最近山へ行くといつもこれなので、仲間からは不審がられている。:p)

ゴンドラ山頂駅からいざ出発というときにメールを出せばよかろうと思って打ってすぐに出さなかったのだが、これが失敗。ゴンドラ山頂駅付近は圏外でした。(by au) まぁ、しょうがないので後で出すことにして出発。午前9時40分。

何年か前のドカ雪のときに来たときは、ラッセルが激しくて2時間ほど雪と格闘して敗退したことのある地点まで10分程でたどり着いてしまったので笑ってしまう。昨夜は天気が良かったので放射冷却で説面はしっかり締まり、ツボ足でも全く問題なく歩けたのだ。というかシール歩行よりもよかったと思う。

何度かここを訪れているが、成城小屋というところまでは、たいてい2時間ほどかかるのだが、今日は1時間で着いてしまった。非常にいいペースだ。さらに上の天狗原までも1時間半から2時間程度かかるのがいつもなのだが、ここもわずか1時間で上がる。休憩時間を除いた正味の歩行時間ですが。結局天狗原の祠についたのが、12時丁度で休憩時間を入れても2時間20分で登ったことになります。いやぁ、体力のない私としては非常にうれしい。:p)

天狗原の祠の画像

天狗原はへリスキーの人もいるので大賑わい。祠の横でまずはビールをキュッとやる。それからカップラーメンを作ってすすった。ここから目の前に見えている大斜面を登りきると白馬乗鞍岳の頂上なのだが、一見遠そうに思えるが実はそうではないと思っていた。:p) 30分もあれば登れるだろうと思って歩き出したが、ビールが効いてきたのか非常に息が切れる。自業自得ですね。(w >漏れ

どうにか50分ほどかけて山頂へ。13時35分。山頂は風の強いところで、雪が少ない。風で飛ばされてしまい積もらないのだ。這い松や岩が露出している。さすがに疲れた。ヒロシなどは昼寝をしている。(w

白馬乗鞍岳の山頂の画像

山頂からは携帯も通じて、はてな日記のほうも無事更新することが出来た。出発準備をしていざ滑降。登りに目を付けていた下から見て向かって右のノートラックの斜面を狙って大幅に稜線をトラバースする。今日は風がなかったがいつもは風の強いところなので、激しいシュカブラ(風の作り出す雪の造形)が出来ている。

シュカブラ画像

上部はかなり急斜面の上、表面はやや硬めでうまく滑れるか心配になる。私の上部にいるヒロシがちょっと滑ると、砕けた雪のかけら(こぶし半分位の大きさ)が無数に転がり落ちていく。慌ててカメラを取りだそうと思ったが、間に合いそうにないのであきらめる。:p)

さぁ、いざドッロプイン! 即、転倒。(w 今度は慎重にかつ覚悟を決めて飛び込む。小回りがうまくできなかったので特大のロングターンだ。あっというまに天狗原到着。あー、面白かった。

天狗原上部の大斜面の画像

天狗原でコーヒーなど飲んでマッタリする。天狗原から下も通常ルートだとゲレンデ状態なので、一番奥までトラバースしてなるべく人の滑っていないところを滑ろうとか作戦を立てる。

ヒロシの勇姿の画像

天狗原を14時35分に出て、目的の斜面へはいる。多少トラックはあるものの、ここは雪質も滑りやすく快適でした。途中から林道に入ってゴンドラ終点駅に15時に着いた。

あとは長くてだやいゲレンデを20分ほど滑って、15時40分に駐車場に帰りつく。

帰りは定番の村営風吹荘にて温泉に入って(300円也)、帰路についた。

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