朝顔日記

ネイティブタブブラウズ

2004-10-06

Mozilla Firefox の 20041001 以降の Branch ビルドで本体の機能としてタブブラウジングの機能が搭載されました。私は通常、piro さん作のタブブラウザ拡張 を使っていたのですが、ここのところ無効にしてこのネイティブにサポートされた機能だけで使ってみましたが、なかなかいい感じです。この機能の評価については えむもじら Firefox 新タブブラウズ機能評価 が詳しいので、気になる方は見てみられるといいかもしれません。しかし、本体機能としてはなかなかよくできているといっても、タブブラウザ拡張ほどの多彩な機能は装備していないので、やはり多少は何らかの拡張で補強したいというのが本当のところなので、私が入れてみた拡張をご紹介。

といっても、私の場合タブブラウザ拡張もほとんど設定せずに使っている程度のユーザなので、さほど高い野望(?)を持っているわけではありません。まず、私に必要なのは、間違って閉じてしまったタブを再度開きなおす機能です。これを実現するにはその名もずばり、UndoCloseTab なる拡張があります。これを入れてタブバーを右クリックするとコンテキストメニューに Undo Close Tab なる項目が現れます。タブブラウザ拡張のようにいくつまでアンドウするかなどの細かい設定はありませんが、私の場合ひとつできれば十分なので問題ありません。

次に必要なのは、タブの並べ替えの機能です。そのためには、miniT (drag) という拡張を入れました。miniT には色々シリーズ(?)があるらしく多機能なものもあるようですが、単に並べ替えさえ出来ればいいので、miniT (drag) にしました。UndoCloseTab も miniT も同じ作者の手によるもので、http://dorando.emuverse.com/projects/mozilla/ より入手できます。

もうひとつ、サイト作成時や他のサイトを研究(パクリとも言う)するときによく使うタブの複製機能。これは、Duplicate Tab という拡張で実現できます。入れたあとで気がついたのですが、この拡張にはウィンドウをまとめる機能もあって、Firefox が複数のウィンドウを開いていてもひとつにまとめることもできます。ネイティブタブブラウジングの機能ではたまに別のウィンドウを開くこともあるので、これはなかなか便利な機能です。

それにしても、これらの拡張を入れてさえもまだまだタブブラウザ拡張には、機能として遠く及ばないわけで、タブブラウザ拡張は偉大なのだなぁと改めて思いました。いまだ Trunk なナイトリー以外には、ネイティブタブブラウズの機能は搭載されていないわけですし、タブブラウザ拡張は当分なくてはならない拡張なので、piro さんのマシンの1日も早い復旧をお祈りします。<わがまま

Firefox 1.0 以降では、隠し設定ではありますが、ネイティブタブブラウズの機能が搭載されています。

browser.tabs.showSingleWindowModePrefs を true にすれば設定画面に現れます。

「ネイティブタブブラウズ」へコメントをつける

書き込み時の挙動について
URI らしき文字列には自動的にリンクが張られます。また "<" や、">" は実体参照化されます。
スパム対策のため、リファラを切っていると投稿できません。

この記事へのツッコミ

1: きつね (2004-10-09T22:38:38+09:00)
「閉じてしまったタブを再度開きなおす」「タブの複製」
この二つは実はAiOでできたりします。
私も試験的にBrunchはTBE抜きで試しています。
というか私がBrunchに入れてる拡張と紹介されている拡張がほぼ同じだ…
ご紹介の拡張+「現在のタブの状態を保存する」のSession Saverもインストールしています。
http://www.extensionsmirror.nl/index.php?showtopic=166
2: のり (2004-10-09T23:26:02+09:00)
うぉ、知らんかった。AiOってほんとに All in One だったんですね。Undo Close Tab に Down-Right-Up を割り当ててみました。しばらくこれで行くかな。情報感謝。
この記事の永続的 URI ならびに トラックバック ping URI
http://diary.noasobi.net/2004/10/diary_041006a.html