朝顔日記

黒菱山救助訓練山行の画像

2006-03-13

3月11日(土)~12日(日)にかけて、積雪期の山岳遭難救助訓練に行ったときの模様を雪洞作りをメインにアップしておきます。

当日の大まかな行動記録については、Another 朝顔日記 - 積雪期遭難救助訓練 1日目 ならびに、Another 朝顔日記 - 積雪期遭難救助訓練 2日目 を参照のこと。

まず最初は、杉林を抜けて焼山、黒菱山の稜線近くになってスッキリしたあたり。

焼山付近の画像

これも稜線まじかの画像。奥に見えているのが焼山。

焼山付近の画像

焼山付近から黒菱山方向を向いた稜線の様子。奥に見えるのは黒菱山ではない。もっと奥。

焼山付近の稜線の画像

今回のメインイベント(?)雪洞作り。まず斜面を切り出して平らな面を作り、横穴を掘る。今回は3箇所から掘り進めた。中へ入って掘る人と外で除雪する人が必要。深くなるにつれ、中で作業する人が増える。中に入ると姿勢が悪くかなりハードなので、交代で作業を行った。

横穴を掘り始めたところの画像

かなり掘り進み、中で3箇所の穴が繋がった状態。

内部工事の様子

完成まじかで内装工事。天井部分はツルツルに仕上げておかないと後で雫がたれて泣きを見ることになるので念入りに。壁の部分も居住性を上げるために、地面から垂直になるように削る。

内装工事中の画像

完成した雪洞でくつろぐ面々。私のいる場所はほぼ中央付近だったので、後にもほぼ同じくらいのスペースがある。今回は特別巨大な雪洞を作りましたが、普通はここまで大きなものを作ることはめったにないと思われます。ちなみに製作時間はほぼ3時間です。

完成した雪洞でくつろぐの図

入り口には、ツェルトと呼ばれるビバーク用のテントを吊り下げて風雪を防いだ。これは12日朝の様子。夜半からの雨が雪に変わったので、雪が積もっている。また、雪のブロックで壁を作り風除けにしてある。

雪洞の入り口の様子

12日の幕営地の前の様子。降雪はさほどでもないが、ガスがかかってあまり視界はよくない。

朝の様子

雪洞は作るのは大変ですが一度作ってしまえば、外は大荒れでも中は静かで穏やかな空間が確保されるし、なんと言っても楽しいのでみなさんも是非一度作って泊まってみましょう。:-)

「黒菱山救助訓練山行の画像」へコメントをつける

書き込み時の挙動について
URI らしき文字列には自動的にリンクが張られます。また "<" や、">" は実体参照化されます。
スパム対策のため、リファラを切っていると投稿できません。

この記事へのツッコミ

1: yamanouta (2006-03-13T20:37:04+09:00)
私らは1週間前の日曜日、小川ダムから登って大地、黒菱を経由、大平に降りましたがその時は好天でしたが、皆さんの訓練の時は悪天候で大変だったと思いますご苦労様でした。私は寒さにとても弱く好天の黒菱手前のピークでも長居出来ませんでした。雪洞での泊まりとても魅力が有りますが、夢のようですが無理かも。
この記事の永続的 URI ならびに トラックバック ping URI
http://diary.noasobi.net/2006/03/diary_060313a.html