MIMEタイプとかwinIEとか
2003-06-19
Another 朝顔日記(03年6月19日)のMIMEタイプという記事にalmikaさんがコメントを寄せてくださいました。
それを読んで実験してみることにしました。が、その前に私の書いた該当記事と alimika さんのコメントをこちらにも再掲しておきます。
UA が鯖に対して、hogehoge というファイルをリクエストして、鯖がそれを送ってくれるわけだけども、その際にその hogehoge なるファイルが一体どういう種類のファイルかわからないと、UA がそれを受け取った時にどう処理していいのかわからなくなるので、鯖は hogehoge を送り出すときに、hogehoeg はこんな種類のファイルだよという情報も送ってくれます。そうすれば hogehoge を受け取った UA は適切な処理を行うことが可能になります。
では、鯖が知らないファイルタイプだったり、あるいは適切でない設定がなされていた場合は、どうしたらいいでしょう? 普通のユーザは鯖の設定などいじらせてもらえるはずもないので、ユーザディレクトリに対する限定的な設定ファイルというものが使える場合があり、それが .htaccess というファイルであると。
今回(何)の .rdf、.xml という拡張子の話でいえば、どうも一般的な鯖だと、まだ新しい .rdf なファイルは、text/plain として送出されるぽいので、鯖の言う情報を正直に解釈する mozilla 系の UA だと単なるテキストファイルとして表示してしまうわけですね。
これを回避するには、.htaccess で .rdf なファイルは xml だよんと再定義してやればいいわけです。しかし、.htaccess をいじらせてもらえない場合もあります。
ではどうしたらいいか。どうも一般的な鯖の場合、拡張子を .xml にすれば鯖のデフォルト設定で、そのファイルを text/xml として送出してくれるぽいということです。こちらとしては xmlなドキュメントとして扱ってもらいたいわけだからこれはナイスな事です。ならば何も拡張子 .rdf にこだわる必要はさらさらなくて、拡張子を .xml にすれば済むという事です。
IEなどは、鯖が送ってくれるMIMEタイプよりも拡張子を信用する癖(?)があるらしくて、鯖が送ってくれたMIMEタイプを無視してそれを処理するみたいですね。
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WinIEは拡張子を信用するというか、その前にファイルの内容そのものを調べて、その判定結果を優先してる気配があります。
で、私が試してみたこと。まず、ローカルで動かしている AN HTTPDの設定をいじって、拡張子 foo に text/plain な MIME タイプを設定しました。次に test1.foo というファイルと test2.foo というファイルを作って AN HTTPD 経由で見てみました。test1.foo の中味は xhtml1.0strict な html ファイルです。で、test2.foo の中味は html4.01strict な html ファイルです。
この test1.foo と test2.foo を まず Mozilla Firebird で見てみました。どちらのファイルもプレーンテキストとして表示されました。こちらの予定通りの動作です。
次に test1.foo を winIE5.5 で見てみました。スタイル無しの xml を表示させたときの例の折り畳み式の表示になりました。どうも xml なドキュメントだという風に winIE5.5 は解釈したようです。では、test2.foo はどうでしょう。今度は普通(?)の html な表示になりました。
ということで、winIE は alimika さんが言われるように、ファイルの中味を見てそのファイルの種類を判定しているようです。しかしどこまでみているものか気になったので、適当な画像ファイル(jpeg)をpicture.fooとリネームしてこれをwinIE5.5で見てみました。
さぁ、これはどうでしょう。なんと winIE はちゃんと画像ファイルを表示してくれました。恐るべし、winIE。ちなみに Mozilla Firebird は、ちゃんとテキストとして開いてくれました。文字化けの嵐です。:p)
ということで、やっぱり winIE は、拡張子のみならずファイルの中味まで見ているようです。ちなみに、xhtml な test1.foo から doctype 宣言はそのままに、xml 宣言を外してみたら html なレンダリングをしました。
通常は拡張子.html な同じ内容の xhtml ドキュメントを html ファイルとしてレンダリングしているんだからやはり拡張子も見ているには違いないのですが。
ようやく帰ってくる日になりました。:p)
帰ってきたのは、16日(月曜日)です。午前中はもたもたと小屋の手伝いなどして過ごし、昼ご飯を食べてから下山しました。天候は時折ガスったりするものの雨は落ちておらずカッパの世話になることもなく良かったです。まぁ、日頃の行いの賜物でしょう。:p)
今回割に雪が柔らかかったので、スプーンカットになっているとはいえまだまだたくさん雪の残る夕日が原では、スキーも出来そうでした。
恵振山から樹林帯に入るといよいよお待ちかねの山菜取りです。8号目辺りからアマンボがボチボチ目に付き始め、6合目と7号目の間の雪渓の際で、そこそこいいのが見つかりました。山の神に感謝しつつ、少々頂いてきました。
家に帰ってからさっとゆでたものをマヨネーズであえて食べると非常に美味でした。その名の通り甘みがあってまさしく、山のアスパラという感じです。
5合目のブナ平から下は特に今回用事がないので一気に下ってきました。まぁ、ウドくらい採ってきても良かったのかもしれませんが。
小屋での夕食後、翌日の天気が気になる私は外に出てみました。あたりはだいぶ薄暗くなっていましたが、まだ完全に暮れきっていたわけではありません。小屋の前で空を見上げていたら、足元のほうで何やらごそごそ動いている気配。見てみると雷鳥でした。慌ててデジカメを取りに戻ろうと思ったらうまい具合にポケットに入っていたので撮影することが出来ました。暗かったのでフラッシュを焚かないといけなかったのですが、はたして雷鳥を脅かすことになるのではないかと危惧しつつも、まぁ雷でも驚かない奴等なので大丈夫だろうとフラッシュも焚きました。案の定彼は全然気にしていないように見えました。それにしても赤目防止も必要だったかも。:p)
朝日岳の山開きは今月の末の28日に予定されています。その際、天候がよければ29日の未明に朝日小屋を出発して約1時間の登山の後、山頂で御来光を拝むことになっています。ということは、真っ暗闇の中を登るわけですね。しかも、その頃はまだ雪がたくさん残っているために登山道が露出しておらず、ルートを探しながらの登山となります。
私はお客さんを連れて登る立場なんですが、何が心配と言ってルートがスムーズに見つけられるかどうかが心配なわけです。またお客さんを滑落させたりしてもいけません。そこで危険箇所をチェックしたり、ルートを確認したりしておきたかったので、15日の午後に頂上まで行ってみることにしました。
実は今回秘密兵器を用意しました。GPS です。私が使っているのは Garmin のeTrex Ventureという機種です。これは優れもので、一度通ったルートを自動的にルートとして覚えていてくれます。今回これを持参して頂上まで行けば、次回は GPS を頼りに歩くことが出来るというわけです。
ということで、山頂へ行くことにしたのはいいのですが、あいにく山はガスっておりすでにルートがわからない状態でした。時折ガスが動いて視界が効いたりもするようなのでとにかく出発。単独です。
小屋からしばらくは下りでその後、登りになるのが頂上へのルートなのですが、下った所ですでにあたりは真っ白。どっちへ行ったらいいのかわからないくらいの状態です。間違ったルートを GPS に覚えさせては意味がないのであきらめて戻ろうかとも思いましたが、しばらく困っていたらなんとなく先が見えたので行ってみることにしました。後で帰られるのかな、と心配になりましたが、考えてみたら GPS を持っているのでそれを頼りに戻ることが出来ると気が付きました。:p)
何度も雪の上のルートを歩いているのでおおむね方角とかは頭に入っています。しかし、毎年雪の付き方というか、残り方が違うので油断はできません。雪の量は昨年よりは多いみたいです。途中ひと登りしたあたりで、さーとガスが晴れしばらくの間視界がよくなりました。朝日小屋が見えています。先のルートも確認できます。しかしそれも束の間、じきにまたガスに包まれてしまいました。
もうすぐ山頂というあたりまで来た時に、あたりからガマガエルでも鳴くような声が聞こえてきました。雷鳥です。雷鳥はその可憐な姿から想像できないような不細工な鳴き声で鳴きます。「グェ」みたいな…。姿は見えないのですが、糞の跡があったので一応撮影しときました。
ひょっこりと山頂のある平らに登ると、そこには雪がなく、すでにお花も咲いていました。山頂付近は風が強いので、雪がつかないのだと思います。とりあえず山頂に着いたらビールということでひとりビールを飲みます。しかし、結構風があって寒かったです。それにお花が咲いているといってもあたりはガスっており景色自体が寒々として見えます。寂しい心持ちにいたたまれず、お花の写真などを撮って早々に山頂を辞します。
帰りもあまり視界はありませんでしたが、思ったよりスムーズに歩け、GPS のお世話になることもなく、帰ってくることができました。
15日(日)に朝日小屋の小屋開けに行ってきました。大量の物資をヘリで荷揚げして昨年の10月半ばから冬期間閉鎖していた小屋を開けるのです。ここ数年、私もこの小屋開けのときに朝日岳へ登っている。行きはヘリに乗って行けるのでラクチンなのです。:p)
何故、私が小屋開けに際して登っているかというと、電気屋さんが毎年この時に登るのですが、彼の下りに付き添わないといけないからです。というのも、今の時期の朝日岳は、まだ3分の1以上雪の上を歩かないといけないわけで、当然登山道はまだ雪の下になっているために、ルートを知らない人だとまず歩けないわけです。特に今の時期は梅雨時でガスっていて視界が効かない場合も多いですから。
15日の早朝、朝日小屋の管理人から天候がまずまずなので予定通り荷揚げを行う旨、連絡を受け、急いで朝日岳の登山口でもあり、荷揚げのヘリポートでもある北又へ向かう。北又で差し入れられた朝食などとっていると、遠くの空から爆音を響かせてヘリがやってきました。最初に管理人他2名が搭乗して朝日小屋へ向かう。その後しばらく天候がいいうちに物輸したほうがよかろうということで、各種物資を荷揚げします。天候は雨は降っていないものの、曇っており特に山の高いところにはガスが残っている。北又へ向かう車の中から朝日岳を見ると、朝日小屋のある辺りから上部は雲に覆われているような感じで、だいぶ微妙な状態でした。ヘリコプターは完全に有視界飛行なので、ガスると飛べないのです。
当面どうしても必要なものを優先して物資を何度も荷揚げします。そのうち、天候の状態が思わしくないので、しばらく様子を見ますとのこと。その間に、ヘリは給油していたので、それを見学させてもらう。私は何度もヘリに乗ったことがあるのですが、まじまじとコクピットの中を覗いたことがなかったので、この機会によく見させてもらう。まぁ、見ても何にもわからないんですが。:p)
ヘリの燃料はいわゆるジェット燃料なんですが、あれはごく安いものらしいですね。言ってみれば灯油に混ぜものが入っていないものくらいなものだそうです。家庭用の灯油は色々添加物が入っていますが、それが入っていないので、かえって安いくらいなものだそうです。ちなみにリッターどのくらい飛びますかと整備士の方に尋ねたら、おおむねリッター1km位だと言っていました。
そうこうしているうちに、また天候の状態がよくなってきたので、今度は人送です。やっぱりどうしても必要な人から先に上がります。ということで、私の出番は一番最後です。それでも、電気屋さんと電話の工事をするNTT関連会社の方と一緒です。:p)
今回は、パイロットの隣の席も空いていたので、すかさず手を挙げてパイロットのとなりに乗せてもらいました。前の席は足元までガラス張りで大変眺めがよいのです。私は高所恐怖症ですが、ヘリは大丈夫です。:p)
歩いて登ると標準のコースタイムで6、7時間かかるところをわずか4分弱の時間で北又から朝日小屋まで行ってしまいます。途中写真を撮ろうと思うのですが、写真を撮っているとファインダー越しの世界で面白くないので、程々にしておきます。それでも、登山上の注意する箇所などを通過する際は、それなりに写真に納めたり、心に留め置くようにしました。一応。:p)
小屋に着くと辺りはまだ一面銀世界というか、雪だらけです。さすがに小屋のまわりは雪が解けていますが、小屋の前の朝日平は一面の雪原です。
すでに先着した人達が到着した荷物を小屋の中に運び入れつつありました。これからが本番です。10分と間をおかずに次々と荷物が到着します。梱包を解いて急いで小屋の中に運び込みます。小屋の玄関は荷物でいっぱいです。荷物の中味は、食料や大量のビール、米、冷蔵庫、食器棚、毛布類、今年新たに入れ替える食器類、その他もろもろで、段ボールの数に換算しても何百個もの数になるのではないでしょうか。とにかくそれを中に運び込み、運び込むスペースが無くなるので中は中で荷物を移動して…、ということを繰り返します。
私も途中から中に入って荷物を移動していたのですが、毎年難儀するのが米です。米は3階の倉庫に入れることになっているのです。ということは3階まで米を担いで登らなくてはなりません。もちろん、エレーベータなどはありません。米袋は1袋30kgあります。これが40袋弱ありました。ほぼ1トンです。これを他の人と二人で担ぎ上げました。重いのもそうですが、いきなり2000m以上の高所へ上がって激しいことをするのですぐに息が切れます。そう、空気が薄いのです。喘ぎあえぎ、どうにか米を担ぎ上げて、ようやくひと段落着いて一服です。
このあとさらに、難解を極める冷蔵庫等の搬入が待ち受けていました。
続く