vmware v4.5 を入れてみた
2004-04-08
vmware v4.5 が出たとのことで、30日間使えるお試し版を入れてみました。vmware というのは、windows もしくは linux などのホスト OS 上に別のバーチャルなマシンを作り、その仮想マシンに別のゲスト OS を使えるようにするという魔法のようなアプリケーションです。以前から興味があったのですが、敷居が高いような気がしていたのと、ゲスト OS を入れる HDD の物理的な容量がなくて、なかなか手が出せなかったのですが、今は HDD に余裕があるので、勢いで試してみました。:p)
ちなみに、マシンスペックは、duron 700MHz メモリ 384MB という古目のマシンで、win2000 が動いています。
vmware のインストール自体は、windows のアプリなので特に問題になることもなく終了。インストーラーも日本語でした。仮想マシンを作るのも、ウィザードに答えていくだけで、簡単に作成できます。とりあえず、未使用の領域に、NTFS なドライブを 10GB 作成して、その中に仮想マシン用のディレクトリを 4GB 割り当てました。
何を入れようか悩みましたが、昔入れたことのある plamo をいれることにして、Welcome to Plamo Linux Home Page より plamo 3.3 の CD イメージを落としてきて、CD-R に焼いて、インストールしました。後で気がついたのですが、vmware の機能でわざわざ CD に焼かなくとも、iso なイメージを仮想の CD-ROM ドライブに割り当てることで、HDD 上の iso イメージからインストールすることも可能でした。
インストールは順調に進み、最後にブートローダーをどこにインストールするのかというあたりで、どうしたものかと考え込み、うっかり windows が動かなくなっても困ると考えて「インストールしない」を選択しました。案の定バーチャルマシンを再起動しても plamo は起動しませんでした。:p)
あれこれしてみましたがうまくいかないので、思い切ってplamoのディレクトリごと削除。マシンが1台なくなりました。:p)
その後、またマシンを作って、さらにあれこれしているうちに研究会の中継(何)が始まったりして、ながらインストールしようとしたらさすがに正常に動作しなくなり、またまた、マシンごと削除。:p)
てなことを、昨日やっていて、今日はまじめに取り組み、無事 plamo 3.3 のインストールに成功。試しに X を起動してみましたが、さすがにそのままでは起動できませんでした。なにか情報をと思って、plamo のサイトへ行ってみると、なんと 4.0 のベータが発表になっているではありませんか。ということで、またあっさりマシンごと削除。
plamo は 4.0b になって肥大化が進んだらしく、CD イメージは2枚になっていました。2枚ともダウンロードして、今度は HDD からインストール。CD-ROM ドライブを仮想的に 1枚目の ISO イメージに割り当てておきます。とりあえず、「お薦めパッケージ」の KDE なしを選択してインストール。KDE は2枚目の CD に入っているので、途中で入れ替えを求められたら、どうしたらいいのかわからないので、後で入れることにしました。で、無事インストール完了。plamo 付属の pkgtool から KDE のバイナリ一式をインストールしました。
root で自分のユーザーアカウントを作って、ログイン。startx であっさり KDE が立ち上がりました。素晴らしい。しかし、画面が 640*480 でさすがにちょっと狭い。うーんと思ったんですが、どうやら vmware tools というものを入れる必要があるようです。vmware もしきりに vmaware tools を入れよとうるさいことを言ってきます。
ならば入れねばなるまいということで入れました。まず linux を起動して rootでログイン。その後、vmware のメニューから、vmware tools のインストールを選択します。すると、仮想でインストールプログラムがCD-ROMドライブに割り当てられるようです。これにマウントして、/tmp に展開。インストール用のスクリプトを実行するとウィザード形式でツールがインストールされました。その後 KDE を走らせてみたところ、無事 800*600 になりました。いっそ 1024*768 にすればよかったと思ったのは後の祭りですが、まぁ後でもかえらるでしょうからとりあえずよしとしておきます。
vmware tools を入れる前は、マウスのホイールスクロールなんかもうまくいかなかったのが、ちゃんとスクロールするようになり快適になりました。なかなか面白いです。
とりわけ興味を引くのが、Konqueror という KDE 標準のブラウザです。Safari と同じエンジンというか、Safari はこの Konqukeror のエンジンで動いているのです。まったく同じレンダリングをするのかどうかはわかりませんが、いくらか見て回った感じでは同じようにレンダリングしているように思います。もっとも Safari 自体あまり使ったことがないので、当てになりませんが。:p)
以下、win2000上の vmware で動かす KDE のスクリーンショットのサムネイルです。例によって、フルサイズのものにリンクしているので、全貌を見たい方はどうぞ。(約52KB)
花見に行ったついででデジカメを持っていたので、3月にアキバへ行ったときにゲットしたバランスチェアをお披露目しとこう。
本物(何)はなかなか手の出ない値段なのですが、これはかなり安かったです。なんと、3,980円(税別)ですた! が、安かったせいか長時間座っていると疲れるので、普通のよくある事務用の椅子と交換したりして使っています。:p)
おまけで、再建なった会社の私のリアルデスクトップも晒しておきませう。
最近は、神崎さん謹製のマウスパッド(何)は使用していません。(謎)
手作業で、この日記の RSS やら 見出し一覧やらを作るのはダルいので、またなんとかコンピタにやってもらうことにします。
以前は、神崎さんとこで配布されている perl スクリプト を改造して RSS を生成していたのですが、見出しアンカーをやめたために、このスクリプトを改造するのはかなり大変なので、xslt を使って生成することにしました。捏造した xslt は以下のとおり。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<xsl:stylesheet version="1.0"
xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"
xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
xmlns:x="http://www.w3.org/1999/xhtml"
exclude-result-prefixes="x" >
<xsl:output method="xml" version="1.0" encoding="utf-8"
media-type="application/xhtml+xml"
indent="yes"
omit-xml-declaration="no"/>
<xsl:template match="/">
<xsl:processing-instruction name="xml-stylesheet">type="text/xsl" href="rss2html.xsl"</xsl:processing-instruction>
<xsl:call-template name="channel"/>
</xsl:template>
<xsl:template name="channel">
<rdf:RDF
xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
xml:lang="ja">
<channel rdf:about="http://diary.noasobi.net/rss.rdf">
<title>朝顔日記</title>
<link>http://diary.noasobi.net/</link>
<description>のりの日々のあれこれを綴った朝顔日記の最近の記事の一覧</description>
<image rdf:resource="http://diary.noasobi.net/img/asagao-p.png"/>
<xsl:call-template name="items"/>
</channel>
<xsl:call-template name="item"/>
</rdf:RDF>
</xsl:template>
<xsl:template name="items">
<items>
<rdf:Seq>
<xsl:for-each select="x:html/x:body/x:div/x:div/x:div/x:p[attribute::class='topic-info']/x:a">
<rdf:li rdf:resource="{.}"/>
</xsl:for-each>
</rdf:Seq>
</items>
</xsl:template>
<xsl:template name="item">
<xsl:for-each select="x:html/x:body/x:div/x:div/x:div[attribute::class='section']">
<item rdf:about="{x:p[attribute::class='topic-info']/x:a}">
<title><xsl:value-of select="x:h3"/></title>
<link><xsl:value-of select="x:p[attribute::class='topic-info']/x:a"/></link>
<description><xsl:value-of select="x:p"/></description>
</item>
</xsl:for-each>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>
xslt プロセッサは msxslで、msxsl -xe latest.html html2rss.xsl > rss.rdf のようにしてコマンドプロンプトで使用します。
見出し一覧の生成も、前は自作しょぼしょぼ perl スクリプトで作っていたのですが、これも見出しアンカーでなくなったので使えず、xslt で生成するようにしました。以下、月別のまとめファイルに適用する heading.xsl です。
<?xml version="1.0"?>
<xsl:stylesheet version="1.0"
xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"
xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"
xmlns:x="http://www.w3.org/1999/xhtml"
exclude-result-prefixes="x" >
<xsl:output method="xml" version="1.0" encoding="Shift_JIS"
media-type="html"
indent="yes"
omit-xml-declaration="yes"/>
<xsl:template match="/">
<ul>
<xsl:apply-templates select="x:html/x:body/x:div/x:div/x:div[attribute::class='section']"/>
</ul>
</xsl:template>
<xsl:template match="x:html/x:body/x:div/x:div/x:div[attribute::class='section']">
<li class="{x:h3/@class}"><xsl:value-of select="preceding::x:h2[position()=1]"/><a href="{x:p[attribute::class='topic-info']/x:a/@href}"><xsl:value-of select="x:h3"/></a></li>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>
これで、これまでのややこしシステム(何)の復活です。しかし、日記書き用の xyzzy の 定型句挿入 lisp を書き換えなくては、やっぱり面倒でやっていられない。ここが一番苦手です。xslt も苦手なんですが。:p)
どうも見出しアンカーだと紛らわしい感じがすると前から思っていたのですが、思っているだけは何ともならないので、試しに見出しアンカーをやめてみました。その代わり、記事の末尾に「この記事の永続的 URI」を明記することに。前の構造から今回の構造改革(?)を行うにあたっては、以下の xslt を使いました。また、使用した xslt プロセッサは msxsl.exe です。msxsl.exe は xhtml1.1 を処理できないので、例によってコマンドラインオプション -xe を使用しました。これで変換速度も上がります。:p)
<?xml version="1.0"?>
<xsl:stylesheet version="1.0"
xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"
xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"
xmlns:x="http://www.w3.org/1999/xhtml"
exclude-result-prefixes="x" >
<xsl:output method="xml" version="1.0" encoding="Shift_JIS"
doctype-public="-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN"
doctype-system="http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd"
media-type="application/xhtml+xml"
omit-xml-declaration="no"/>
<xsl:template match="/">
<xsl:apply-templates/>
</xsl:template>
<xsl:template match="@*|node()">
<xsl:copy>
<xsl:apply-templates select="@*|node()"/>
</xsl:copy>
</xsl:template>
<xsl:template match="x:link|x:meta|x:br|x:img|x:hr|x:input">
<xsl:copy>
<xsl:apply-templates select="@*" />
</xsl:copy>
</xsl:template>
<xsl:template match="x:h2">
<h2><xsl:value-of select="." /></h2>
</xsl:template>
<xsl:template match="x:html/x:body/x:div/x:div/x:div/x:div[attribute::class='comment']">
<xsl:copy-of select="node()" />
</xsl:template>
<xsl:template match="x:h3">
<h3 class="{./@class}"><xsl:value-of select="." /></h3>
</xsl:template>
<xsl:template match="x:html/x:body/x:div/x:div/x:div[attribute::class='section']">
<div class="section" id="{./@id}">
<xsl:apply-templates/>
<p class="topic-info">この記事の永続的 URI : <a href="/{x:h3/x:a/@href}" title="{x:h3}">http://diary.noasobi.net/<xsl:value-of select="x:h3/x:a/@href"/></a></p>
</div>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>
日記ファイルのすべての書き換えにかかった時間はほんの数秒でしたが、xslt を書くのにかかった時間は…。また今回の変更に伴い、ややこし更新システム(何)は機能しなくなり、今回は全部手作業での更新です。早く RSS の生成と見出し一覧の生成を自動化しなければ、面倒でやっていられない。:p)
今日は暴風警報が出るくらいすさまじい風が吹き荒れているんですが、ふと桜はどうなっているのだろうかと気になり、近所のお花見スポットへ偵察に行ってきました。
確かに風はめちゃめちゃ強くて、乗っていった軽自動車が吹きさらしの堤防道路だとまっすぐ走られないような状態でしたが、幸いまだ桜はつぼみから少し進んだ程度で、風で散ってなくなっているということはありませんでした。見たところ3分咲きといったところでしょうか。
だいぶ暖かくなってきたとはいえ、まだまだ朝晩は結構寒いので、見頃は1週間後くらいでしょうか。
この記事へのツッコミ
- 1: 某サルっぽいイキモノ (2004-04-02T17:19:37+09:00)
- >身頃は1週間後
マジですか<体長ぉぉ
- 2: のり (2004-04-02T22:24:52+09:00)
- ありゃ。:p) 今度直します。ご指摘感謝。
そっち(どっち)はまだでしょうか? <桜
- 3: 某サルっぽいイキモノ (2004-04-02T22:35:03+09:00)
- こちらは、こんな感じです。
http://ohsaru.no-blog.jp/ese/
ちゅうか自分も typo してますた<体長
- 4: のり (2004-04-02T22:44:28+09:00)
- おお、素晴らしい。って、違うとこ見てるんですが。:p)
つか、まだまだパウダーいけそうですねぇ。
- 5: ありみかさとみ (2004-04-02T23:39:19+09:00)
- しかしすさまじくキレイなところですねー。
まるで和菓子のやうだ。
- この記事の永続的 URI ならびに トラックバック ping URI
- http://diary.noasobi.net/2004/04/diary_040402a.html