用語の説明

空要素

空要素とは、内容をもたない要素のことです。IMG 要素や、BR 要素などが該当します。

空要素タグ

HTML4までは、空要素は終了タグを省略しなければなりませんでしたが、 XML アプリケーションである XHTML ではあいまいさを無くすため <br></br> のように記述しなければなりません。 ただしこれでは古いブラウザなどが正しく認識できない可能性があるため、 <br /> という特別な書式を用いることができます。

文字実体参照

XHTML 文字参照 を参照して下さい。

ブロック要素

ブロック要素とは、段落のようにひとかたまりとなった要素で、 前後に改行が入ります。
ブロック要素内には、別のブロック要素やインライン要素を置くことができます。 以下の要素がブロック要素です。

P | PRE | H1-6 | HR | FRAMESET | FRAME | NOFRAMES | ADDRESS | BLOCKQUOTE | STYLE | DIV | CENTER | UL | OL | DL | DIR | MENU | FORM | FIELDSET | TABLE | NOSCRIPT

インライン要素

インライン要素とは、強調などのようにテキストを意味付けしたり装飾したりする要素で、 前後に改行は入りません。
インライン要素内には、別のインライン要素やテキストを置くことができますが、 ブロック要素を置くことはできません。以下の要素がインライン要素です。

BR | A | BDO | IFRAME | ABBR | ACRONYM | Q | CITE | EM | STRONG | CODE | DFN | KBD | SAMP | VAR | SPAN | IMG | FONT | BASEFONT | BIG | SMALL | B | I | S | STRIKE | U | TT | SUB | SUP | FORM | INPUT | BUTTON | TEXTAREA | SELECT | LABEL | ISINDEX | CAPTION | OBJECT | APPLET | SCRIPT | RUBY | RB | RT | RP

INS 要素と DEL 要素の振る舞い

例外として、 INS 要素と DEL 要素は、ブロック要素を含めたときはブロック要素となり、 含まない場合はインライン要素になります。

「 <ins>追加されたテキスト</ins> 」 の場合はインライン要素になり、 「 <ins><>追加された段落</p></ins> 」 の場合はブロック要素になります。

CDATA セクション

CDATAセクションは、<![CDATA[ ではじまり、 ]]> で終わる、特別な区間です。 この間のテキストは CDATA として扱われるので、<& などの文字を 文字実態参照 を用いずに直接記述することができます。 ただし、CDATAセクション内には、セクションの終わりを示す ]]> を記述してはいけません。

XHTML は、HTML4 とはちがい、SCRIPT 要素 と STYLE 要素の内容が #PCDATA ( HTML4 では CDATA ) のため、 < などの記号を用いるスクリプトを直接記述することができなくなりました。 そこで CDATA セクションを用いて以下のように記述します。

<script>
<![CDATA[
  if(a > b){ ... }
]]>
</script>

ただし、現在 CDATA セクションを正しく認識するブラウザはほとんどありませんので スクリプトやスタイルシートは、外部ファイルを用いることをお勧めします。