xhtml1.1 の media type
2004-02-03
Another HTML-lint が xhtml1.1 が text/plain だと警告を出すようになったからというわけではないのですが、いずれ通らねばならない道ということで、ちょっと試したみた。でっち上げてみたのが以下のaccept.cgi。UA の吐く ACCEPT ヘッダを見て、application/xhtml+xml が受け入れ可能であれば、application/xhtml+xml で送出し、そうでなければ text/html で送るというものです。
#!/usr/local/bin/perl
$accept = $ENV{'HTTP_ACCEPT'};
if($accept =~ /application\/xhtml\+xml/g){
print "Content-type: application/xhtml+xml\n\n";
}
else {
print "Content-type: text/html\n\n";
}
print <<EOF;
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">
<html xml:lang="ja" xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="application/xhtml+xml; charset=Shift_JIS" />
<link rel="index" href="/index.html" />
<link rev="made" href="/mailto:nori@noasobi.net" />
<title>UA によって media type を変えてみるテスト</title>
</head>
<body>
<p>UA によって media type を変えてみるテスト</p>
</body>
</html>
EOF
exit;
こんな感じでやれば、application/xhtml+xml に対応していない IE などでも、ページを読むことが出来ますね。しかし、考えてみたら IE が受け取るのは、依然、不思議マークアップとまでは言いませんが、AHLで、警告される html なわけです。実際 この cgi をAHL に渡すと、以下のように警告されます。
8: line 5: HTTPレスポンスヘッダに指定されているメディアタイプは `text/html` ですが、<meta> に指定されているのは `application/xhtml+xml` です。 → 解説 139
0.5: line 14: HTTPレスポンスヘッダに指定されているメディアタイプ text/html は XHTML1.1 には指定しないようにしましょう。 → 解説 140
ということは、たとえコンテントネゴシェーションによって、text/html なファイルと、application/xhtml+xml なファイルを選択して送出するようにしたとしても、ファイル内容が同じであれば、結局、text/html なほうは完璧たりえないという事です。であれば、application/xhtml+xml に未対応な UA には、xhtml1.1 なファイルでなく、xhtml1.0 なファイルを渡すべきということでしょうか。
なんかややこしいなぁ。とりあえずこのサイトでは当分 text/html で行くつもりなんですが、もう少し考えてみよう。
「プロが教えるMovable Typeの構造デザイン」のキャンペーン(何)
2004-02-04
yuu さんが、iNTERNET magazine 2003年11月号 に執筆された「プロが教えるMovable Typeの構造デザイン」の元原稿(html)と掲載原稿(pdf)が公開されました。素晴らしい。
せっかく pdf でも公開されているので、プリンタのインクを入れ替えて印刷してみました。あとでじっくり読もう。
さらっと眺めただけでも、id属性とclass属性の使い分け
や、ブラウザのバグ対策はどうしたら良い?
といった興味深い囲み記事などもありますし、よく巷に出回っている bookmarklet が、blockquote 要素のマークアップをダメダメなものすることがあり、それに対処するにはどうしたらいいかなども書かれており、MT 使いな方、これから MT を使ってみようという方のみならず、MT なんか使わないよ、という方までおすすめの記事です。ぜひご一読を!
2004年のトレンドはCMS へのコメント欄での yuu さんとのやり取りから生まれたキャンペーンでした。:p)
xhtml1.1 の media type の続き
2004-02-06
このサイトでやるかどうかは別として、現状IEなどが、application/xhtml+xml なファイルをレンダリングできないのだから、厳密にやるとすれば、apllication/xhtml+xml に対応した UA には、xhtml1.1 なファイルを application/xhtml+xml として渡し、そうでない UA には xhtml1.1 なファイルを xslt で xhtml1.0 に変換して text/html で渡してやればいいのではと、おぼろげに考えていたら哀さんが試みておられるようです。
2月6日12時50分現在、まだ実装はされていないようですが、しばらく様子見させてもらおう。:p)
Mozilla Firebird 改め Mozilla Firefox 0.8 キター
2004-02-09
Mozilla Firebird がいきなり改名して Mozilla Firefox として登場しました。0.8 です。いやぁ、驚きましたねぇ。誰もが赤いキツネかよ、というツッコミを心の中で言ったに違いありません。:p) Firefox というのは、red panda 日本でいうレッサーパンダのことらしいですが。
windows 版はインストローラー版しかなかった(その後 zip 版も出ました)ので、ちょっといやな感じがしましたが、c:\bin\MozillaFirefox というフォルダを自分で作ってそこへインストールしてみました。プロファイルはこれまでのものが引き継がれるようです。といっているうちに zip 版もでたので、いったんアンインストールして再度c:\bin\Firefox へ入れ直しました。毎度ナイトリーを入れかえる関係上、アーカイブの中のフォルダ名と揃えておいた方が何かと都合がいいので。
私の環境では、Help から辿れるAbout Mozilla Firefox では、Mozilla/5.0 (Windows; U; Win98; en-US; rv:1.6) Gecko/20040206 Firefox/0.8 と表示されました。さらにそこから Credits を辿ると、見慣れた胸毛もありました。キツネの胸毛なんでしょうか。:p) 以下そのスクリーンキャプチャです。
それにしても、日付が20040206となっていますから、すでに先週には、0.8 が出来ていたことになりますね。リリースが遅れたのはやはり改名したためにそこらあたりをアレコレしていたからなんでしょうか。
コンテントネゴシエーションを使ってみた
2004-02-10
試しに、index.html と about.html にアクセスがあった場合、application/xhtml+xml対応の UA の場合は、それぞれ index.html.xhtml、about.html.xhtml へ、そうでない UA(IEとか)の場合は index.html.html と about.html.html へ振り分けるようにしてみた。index.html.xhtml と about.html.xhtml は application/xhtml+xml で送出するxhtml1.1 なファイルです。で、index.html.html と about.html.html はtext/htmlで送出するxhtml1.0なファイルとなっています。.htaccess に追加で記述したのは以下のとおり。
Options +MultiViews
AddType text/html html
AddType application/xhtml+xml xhtml
AddHandler server-parsed xhtml
拡張子が二重になるのは、これまでのURIを変えたくないから。いわゆるクールなURIは何とやらというやつです。クールかどうかは知りませんが。:p)
*.html.xhtml なファイルは、XBitHack full で実行属性を付与しても SSI が有効にならないようだったので、AddHandler で SSI を有効にしました。
今のところうまくいっているように見えているので、日記ファイルもすべてこの方式でやろうかと思ったのですが…。いろいろあって当分はこのままです。:p)
どうも、テスト不十分でいろいろうまくいっていなかった様なので、index.html.html と about.html.html を、index.html と about.html にいったんリネームしました。
その後、状況が改善された様なので、再び index.html をindex.html.html に、about.html を about.html.html にリネームしました。
続・コンテントネゴシエーションを使ってみた
2004-02-11
私としては text/html なファイルを渡したいのに、UA によってはうまくいかずに application/xhtml+xml なファイルを渡していて、こりゃ駄目かと思っていたのですが、su さんの2月10日のツッコミに助けられ、以下のように.htaccessに書くことで、この問題を回避できたようです。
Options +MultiViews
AddType text/html html
AddType "application/xhtml+xml; charset=Shift_JIS; qs=0.9" xhtml
AddHandler server-parsed xhtml
しばらく様子を見て、この方式でよさげなファイルはすべてこの方式にしようと思います。しかし、日記ファイルについてはこの方法が使えないので、やっぱり何かいい方法が思いつくまでは、text/html のままになりそうです。というのも、xhtml1.1 を application/xhtml+xml として送出すると、Gecko 系の UA で、JavaScript の document.write が使えなくなってしまうので、くっつき BBS が表示できなくなってしまうのでした。
なんだか、いっそMTとか、blosxom なんかに移行したい気分ではあるのですが、やっぱり自前でごにょごにょしやすい似非blog(何)も捨てがたいわけでして。:p)
ヨスケ(何)で変なことになってた
2004-02-11
久々にヨスケで、このサイトを見たらひどいことになっていたので、スタイルを修正しました。一見スッピン風ですが、一応違います。:p) ヨスケに適応されるスタイルは、代替シートになっているので代替スタイルを切り替えられる UAの方は、そちらでご覧になるのも一興かもしれません。割に読みやすいのではないかと思っているのですが。
ヨスケ先生への道は遠い、っ目指していないんですけども。:p)
RSS Reader Panal 用の CSS
2004-02-12
RSS Reader Panel がv1.68 と v1.7 になって、コンテンツエリアでの表示に使うcssを手軽に切り替えられるようになったので、一丁作ってみた。私の愛用のテーマは Breeze なので、Breeze 風にしてみたです。:p) 以下、スクリーンキャプチャのサムネイルです。例によって等倍画像(約18KB)へリンクしています。
一応、css のほうもアップしておきます。ものすごく簡単なものですが。:p)
長野県小谷村の大渚山へテレマークスキーで行った来た。天気予報はあまりいいことは言っていなかったが、山は雪でパウダーだろうということでとりあえず行ってみる。海沿いでは雨だったが、やはり山のほうへ行くと雪に変わり、大渚山の登山口になる大草連についたときは、かなり降っていた。昨夜からの降雪量だけでも結構なものだった。雪は降っているものの、さほど視界は悪くないので、8時45分スタート。
しばらく林道を辿る。傾斜がゆるいうちはさほどでもないのだが、ちょっと傾斜が出てくるとラッセルがきつい。やや湿った新雪は重く、スキーのトップが出てこない。持ち上がらないのだ。
4人で行ったので、がんばれる限りがんばり、いいかげん疲れたところで先頭を交代して進む。先頭はしんどいが、2番手以降は汗が引いてしまうほど楽だ。とにかく急斜面のラッセルがしんどい。急斜面のときに自分の番になるとたいして進まないうちにすぐに交代と相成る。:p) 4時間ほどがんばり、もうすぐ頂上もまじかというあたりで、1時になったので、今回はここまでとする。上ヘ行っても視界は期待できないし、風も強くなってきた。雪も相変わらず降りさくっている。どこでやめても似たようなもの。:p)
そうと決まれば、さっそくツェルト(ビバーク用テント)を出して頭からかぶって宴会と相成る。ツェルトがなければ、吹きさらしの中でつらい思いをしなければならないが、薄いナイロン生地のツェルト1枚かぶるだけで、中は天国だ。さすがに寒くてたくさんビールを飲もうという気にならなかったが、暖かいカップ麺はうまかった。
午後2時、ツェルトをザックに押し込み、シールをはがしていざ滑降。パフパフパウダーだぁ、となるかと思いきや、重くて深い雪でスキーが滑らない。急斜面はいいのだが、緩斜面は本当に進まない。下りラッセルである。:p)
それでも、楽しいパウダーを堪能しつつ、頭から雪の中に突っ込んで前転したりしつつ楽しく下る。3時頃車に戻り終了。
帰りに、来馬温泉「風吹荘」にて温泉(税込み310円)に入り帰宅。
Mozilla Firefox の非公式ビルドでは公式版のアートワークが使えなくなって、いろいろ取り沙汰されていますが、今日 Scragz 版 のナイトリービルド、Mozilla/5.0 (Windows; U; Win98; en-US; rv:1.7a) Gecko/20040216 Firefox/0.8.0+ (scragz) を入れたらこれまでの Mozilla Firebird のアートワークではなく新しいものが使われていました。以下は、デフォルトテーマでの About Mozilla Firefox のスクリーンキャプチャです。
これはこれでいい感じだなぁ。アイコンなんかも同デザインのものに変わりました。他の非公式ビルドではどうなんでしょう。ま、明日以降のお楽しみということで。
生きている限り誰も逃れることの出来ない「老い」。歳をとれば惚けるかもしれない。惚け老人がインターネットをすることの危険から、バーチャルインターネットが生まれるかもしれないと、惚けとネット で書かれています。
惚けてもネット中毒になっている私たち(誰)は、盛んにブロッグ(何)を書き続け、ありもしないことや人に話すべきでない情報などを発信するかもしれないので、リアルなインターネットとは別のバーチャルインターネットを作ってそこに隔離されるようになるのです。なんか本当になりそうな話しだなぁと思いました。
年老いたある日、いつも見ていたインターネットが突然アクセシブルなものになり、優しいインターネットになった時、私がいるのは実はバーチャルインターネットかもしれない。
Revontulet と呼んでいない人名簿 No.2 のり
2004-02-19
Revontulet と呼んでいない人名簿 No.1 哀 に私も賛同します。私は自分的には Mozilla Firefox を違う名前で呼んでいます。それでも毎度面倒だなと思いつつも、なるべく略したりせずに、Mozilla Firefox と書くようにしています。UA名をいじるくらいはいいかと思いますが、少なくとも Mozilla Firefox の情報を書くのに Revontulet のみ書いて、Mozilla Firefox の名前を出さないのはイクないと思うです。だってMozilla Firefox で検索に引っかからないですから。そういうサイトがあるのかどうかは知りませんけども。
note さんの命名は秀逸だと思います。また、noteさんは、アレコレ十分配慮して件のリソースを公開されています。主な活動は ?
のあたりをよく読んでください。どうか Mozilla Firefox を生暖かく見守って欲しいのです。
本当はニックネームをアレコレするんじゃなくて、本名をアレコレするのが筋なんだろうな。
ちなみに、私的には Mozilla Firebird は、やっぱりへにくすです。:p)
Another 朝顔日記へのもとひこさんのタレコミ で Phoenix が復活するかも、との情報を頂きました。情報元は、Mozilla Firefox 1.0 Roadmap です。たしかに、1.0 のところに、Phoenix
の文字が燦然と輝いて見えます。<ちょっと大げさ。:p)
ご存知のように、Mozilla Firefox は初めは、Phoenix という名前でした。それが商標登録の問題で、Mozilla Firebird といったん改名して、さらにこの名前にも問題があったために、Mozilla Firefox という現在の名前に解明した経緯があります。しかし、Roadmap にああして載っているところを見ると、また元の Phoenix になるのでしょうか? 一応件の Roadmap のページの title ならびに h1 要素は、Firefox 1.0 Roadmap となっています。果たして真相はどうなのでしょう? 私的には、復活して欲しいと思っています。
POPFile を導入してみた
2004-02-26
話題の orkut のご招待メールが spam と間違われて読まれていないのでは、みたいな話しからどうやって spam 対策をするかみたいな話しに転じて、その過程で知ったのが、POPFile というツールです。最近1日あたり何十通もいわゆる spam が来て困っていたのでさっそく導入してみました。メーラーを、高性能なジャンクメールフィルターを装備する Thunderbird あたりへ乗り換えようかと考えていたので、渡りに船でした。
POPFile というのは、ローカルで動く POP のプロキシです。これを導入すると、これまではメーラーが直接 POP サーバへメールを取りに行っていたのが、POPFile を経由してメールを取ってくるようになります。つまり、実際にメールを取りに行くのは POPFile ということになります。POPFileには、ベイズ推定というよくわからない何かを使って、メールを振り分ける(分類する)機能があります。この機能を使って spam メールになんらかの印をつけてやるわけです。
このとき分類の規則を自分で定義する必要はありません。しばらくの間、web ベースのインターフェースを持つ POPFile のコントロールセンターを使って、このメールはこういう種類のメールだよと、手動で分類してやります。すると、POPFile はそれを学習してしばらくすると、ほぼ間違いなく自動的にメールを分類してくれるようになるという仕組みのようです。最初は間違った分類をしますが、間違いを正してやるとそれを学習してくれるという賢さです。:-)
いろいろ高度なことも出来るらしいのですが、私の場合は spam とそうでないメールが区別がつけばいいので、バケツと呼ばれる分類を2つ作りました。ひとつは spam 用、もうひとつはその他ということで、other というものです。これで、POPFile 経由で入ってくるメールで、spam に分類されるものは、メールのヘッダに、X-Text-Classification: spam が付加されて来ます。これを自分の使っているメーラーの振り分け機能を使って好きなようにすればよいという仕組みです。
以下は、POPFile のコントロールパネルの履歴のスクリーンショットのサムネイルです。この画面で、POPFile が受け取ったメールをどのように分類したかを確認したり、間違いを正してやったりすることが出来ます。例によってフルサイズの画像(約19KB)にリンクしてあります。
まだ導入したばかりなのでどのくらいの判定精度まで上がるかわかりませんが、今日半日だけでも、かなり学習したようで明日以降が楽しみです。POPFile なしのときに比べて受信に少し時間がかかる点を除けばいい感じです。つか、別マシンで使っている Edmax フリー版と比べても常用している電信8号の受信が非常に高速なので余計そう感じるのかもしれませんが。